静けさとともに始まった最終日──岩手General Meeting、閉幕の日

株式会社Daiは、「コーラルワーク」というはたらき方に挑戦中!日本各地に住むDaiメンバーが、四半期ごとに日本のどこかで集まるのがGMです。「縄文の森で考えるAIと未来」がコンセプトの岩手GM。AIを使って速報レポート更新中!いよいよ最終日です。2日目のレポートはこちら
General Meeting 3日目の朝。
この日、最初に目覚めたのはサウナ担当のメンバーでした。まだ外は薄暗い5時過ぎ。
静まり返った「the-campus」の森の中で、一人静かにサウナの準備を始めます。薪をくべ、火を入れ、温度を整える。やがて小屋の中には、じんわりとした熱と木の香りが広がっていきました。
6時になる頃には、少しずつ人が集まり始め、自然と無言でサウナが回り出します。
「おはようございます」と言葉を交わさずとも、そこにはあたたかな“つながり”がありました。
8時近くまで、静かな時間を共有しながら、交代でサウナに入り、水風呂にざぶんと飛び込む。頭も体もスッと冴えていく感覚。昨夜の語らいの余韻をそっと包み込むような、格別な朝でした。
朝マック?いえ、“the-campusスタイル”の贅沢モーニング
8時を過ぎると、ミーティングスペースには朝食が並び始めました。
テーブルに置かれたマフィンとハッシュポテト、そしてコーヒーを見て、思わず「朝マックや!」とつぶやく人も。でも実はその見た目の完成度に驚いただけで、内容は完全に手作り。
ふわっと焼き上がったマフィンには、手ごねのハンバーグが挟まれ、サラダはシャキシャキの地元野菜、そしてハッシュポテトもカリッと揚がって完璧な仕上がり。おまけに丁寧に淹れられたコーヒーまでついて、まさに“最高の朝”。
「朝マックって言った失礼な人はモーニング没収!(笑)」
そんな声が自然とあがるほど、贅沢で心づくしの朝ごはんを楽しみながら、最終日のコンテンツへと気持ちを整えていきました。
AIと人間をつなぐ、“問い”の集大成
3日目の午前中は、これまで2日間で取り組んできたコンテンツの総まとめ。 まずは、初日に行ったAIによるニックネーム生成と、それを当て合うゲームの振り返り。
「あれ、まさかあの名前がこの人!?」といった驚きや笑いが再び湧き起こり、改めて自分と他者の見え方のギャップを感じる時間となりました。
続いて、2日目に実施された“非言語コンテンツ”のチーム戦の結果発表へ。
身ぶり手ぶりだけでコミュニケーションを取りながら挑戦した数々の課題。その成果が、個人戦・チーム戦それぞれで発表されました。
優勝者・優勝チームには、それぞれささやかながら特別なプレゼントが贈られ、拍手と笑顔が会場に広がりました。ゲーム性と学びが見事に融合した、あたたかな表彰の時間。参加者それぞれの努力が称えられ、最後にふさわしい高揚感が生まれていました。
フラッグを渡すという、ひとつの儀式
最後の締めくくりは、全体の振り返り。
一人ひとりがこの3日間の体験を静かに振り返り、簡単な言葉で思いを共有しました。
「いつもと違う場所、違うテーマで、でも変わらない仲間と過ごせたことが何よりだった」
「自分と、未来の“働き方”について、久しぶりにちゃんと考えることができた」
そして、次回のGeneral Meetingの開催地である島根県のメンバーへ、開催フラッグが手渡されました。拍手の中、しっかりとその旗を受け取る姿に、バトンが確かに渡されたことを感じました。
岩手という場所で、私たちは何を受け取ったか
今回のGeneral Meetingのテーマには、明確な問いがありました。
「AIが人間の仕事を代替していく中で、私たちは何をすべきか」
「人間が持つ価値は、どこにあるのか」
技術は進化し続けます。それは止まらない。
でもその一方で、対話を重ね、非言語で感じ合い、誰かと目を合わせて笑い、焚き火を囲みながら語り合う──そんな“人間ならではの営み”こそが、私たちの未来に必要不可欠なのだということを、この3日間を通して確かに感じることができました。
岩手の豊かな自然と、心のこもった食事、そして仲間との時間があったからこそ、得られた気づき。
私たちは“人間であること”を、忘れてはいけない。
そんな想いを胸に、次のステージへ。
次回、島根でのGeneral Meetingに向けて、またそれぞれの日常へと戻っていきます。
あの火のぬくもりを、心に灯したまま。